登録販売者がオススメする一般用医薬品!

一般用医薬品(ドラッグストア等で買えるお薬)をご紹介するブログ

登録販売者がオススメするビタミン・ミネラル・滋養強壮薬

 昨今、仕事・家庭・友人関係とさまざまなところでストレスを抱えてる方が多く、肉体的にも精神的にも疲れが貯まっていて、ドラッグストアでも相談に来られる方は多いです。

 今回は、普段の疲労でお困りの方向けに、オススメのビタミン・滋養強壮薬をご紹介します。

 

  1. 症状別のオススメ成分
  2. 生活の留意点
  3. オススメ一般用医薬品

 

症状別のオススメ成分

  •  特に疲労がたまっている時にはドリンク剤がオススメです。

 ただ、カフェインが含まれているものが多いです。カフェインには覚醒作用があって就寝前などに飲むと寝つきが悪くなり、睡眠によって疲れが取れにくくなるので注意が必要です。ノンカフェインのものも一般的なドラッグストアでは取り扱いがあるので、就寝前でも飲みたいといいう方はそちらをオススメします。

 

  • 栄養バランスの乱れ

 普段、忙しい・一人暮らしで外食やコンビニ弁当が多くてバランスよく栄養を取れず疲労がたまっている方には総合ビタミン剤がオススメです。

 

  • 特定の症状

 なんとなく疲れているといった漠然としたものではなくて、はっきりとした症状がある場合には、その症状に合わせたビタミン剤がオススメです。

 例えば、夜に目が見えづらくなっている場合にはビタミンA配合薬、しみ・そばかすに悩んでいる場合にはビタミンCやトラネキサム酸などを含むお薬がオススメです。

 

生活の留意点

 ビタミン・ミネラルについては、普段の食事をバランスよく食べることで必要量を摂取することができます。例えば、ビタミンAはウナギやレバー、緑黄色野菜など、ビタミンB1は豚肉など、ビタミンCはかんきつ類などに多く含まれています。

 ビタミン・ミネラルを医薬品から補助的に摂取することはオススメですが、なるべく普段の食事でバランスよく摂取することが大事です。

 

オススメ医薬品等

特徴 分類 オススメ医薬品
疲れやすい・疲れがたまっている ドリンク剤 ユンケル黄帝
    チオビタ1000
    リポビタンD
     
栄養バランスの偏り 総合ビタミン剤 パンビタンハイ
    ポポンSプラス
     
目のかわき・夜盲症など ビタミンA配合薬 チョコラAD
     
腰痛・肩こり・眼精疲労
手足のしびれ・肉体疲労時の
ビタミンBの補給
ビタミンB配合薬 キューピーコーワiプラス
アリナミンEXプラスα
     
しみ・そばかす・日やけ
全身倦怠・二日酔い・ニキビ
ビタミンC配合薬 ハイチオールCなど
     
貧血 鉄分配合薬 ファイチ

 

以上がオススメビタミン・ミネラル・滋養強壮薬です。

疲れのたまっている方などはこちらを試してみましょう。

登録販売者がオススメする点眼薬

 職場ではソーシャルゲームが流行っていて、私も長時間、スマホを使いすぎて目が痛いことが増えて来ました。私だけでなく目が痛そうにしている社員も多く見かけます。

 で、職場でもですが最近、パソコン・スマホの使い過ぎや花粉などで目の不調を訴える方が多いです。今回はそんな目の不調でお困りの方に点眼薬の解説をします。

 

  1. 解説
  2. 生活の留意点
  3. オススメ医薬品

 

解説

  • 目がかゆい・充血している

 アレルギー反応を生じさせるものは、花粉やダニ、ハウスダスト、動物の毛、コンタクトレンズなどたくさんあります。花粉症の場合、例えばスギ花粉であれば2月~4月、ブタクサは8月~10月に起こります。アレルギー性結膜炎ではかゆみが強く、結膜の充血やごろごろ感、目やになどが見られます。花粉症などのアレルギー性結膜炎の症状があれば抗アレルギー成分の含む点眼薬を使うと効果的です。

 

  • 目が疲れる・かすむ

パソコンや紫外線などの光線による疲れ目にはビタミン類、目のかすみにはネオスチグミンメチル硫酸塩を含んだものがオススメです。

 

  • 目がかわく

ドライアイは、目の表面が乾燥し傷ついたり障害を起こしやすかったりする状態です。パソコンの長時間使用や暖房などの室内環境、ストレス、コンタクトレンズの装着などが原因になります。人工涙液や角膜保護・保湿成分のコンドロイチン硫酸ナトリウム、しっとり感を出すための添加剤としてヒアルロン酸ナトリウムが含まれている医薬品がオススメです。

 

  • 目やにが出る

細菌やウイルス感染して炎症を起こすと、白血球などの作用で目やにができます。結膜炎やものもらいにはスルファメトキサゾールが含まれた点眼剤がオススメです。

 ものもらいは体質的に起こりやすいところはありますが、過労や睡眠不足が原因となるので、十分な休息をとるようにします。

 

生活の留意点

  • アレルギー対策

花粉:テレビやインターネットで花粉情報を利用して、晴れた風のある日はなるべく外出は控えましょう。外に出るときはマスクや眼鏡をかけるといいです。帰宅後はすぐに洗顔やうがいをしましょう。

 

ダニ・ハウスダストなど:ダニやハウスダスト、ペットの毛などを取り除くために掃除をこまめに行いましょう。寝具はよく天日干しをし、浮き出たダニなどを掃除機で吸い取りましょう。

 

  • 疲れ目・かすみ目には

目が疲れたと感じたら、休息が大切です。パソコンやスマホなどを長時間行う場合、1時間に10分程度の休憩を入れるといいでしょう。

 

  • ドライアイを予防するには

室内環境:部屋が乾燥しているとドライアイになりやすいので、加湿器などを使いましょう。

 

まばたき:パソコンやスマホを使っているとまばたきの回数が減って目がかわきやすくなります。意識的にまばたきして目の乾燥を防ぎましょう。

 

  • 結膜炎・ものもらいを防ぐために

結膜炎:ウイルスや細菌が付いた手で目を触ると感染することが多いです。手をこまめに洗ったり、汚れた手で目をこすらないことを意識しましょう。

 

ものもらい:原因の多くは細菌感染です。汚れた手で目をこすらないようにして目の周りを清潔に保つように心がけましょう。コンタクトレンズは正しくケアしアイメイクはしっかり落としましょう。

 

オススメ医薬品

オススメ医薬品等をまとめますと

特徴 分類 オススメ医薬品
花粉、ハウスダストなどに
よるアレルギー症状の緩和
抗アレルギー薬 ロートアルガードプロテクト
サジテンAL点眼薬
アイジーAL
     
目の疲れ、かすみ ヒスタミン
ピント調整薬
ロートアルガード
アイリス40など
     
目のかわき 保湿 アイリス50クール
新なみだロートドライアイ
スマイルコンタクトドライテクト
     
結膜炎・ものもらい 抗菌薬 サンテ抗菌新目薬
ロート抗菌目薬I
抗菌アイリスα

となっています。

普段から、目の健康を意識して気持ちのいい生活を送りましょう。

登録販売者がオススメする頭痛薬!(解熱鎮痛剤)

頭痛の相談に来られる方は多くいますが、解熱鎮痛剤の種類がたくさん有って何を選んだらいいかわからないというお客さんはけっこういます。

 そこで、今回は頭痛の症状別でこんなお薬がオススメ!というものをピックアップしちゃいます。

  1.  頭痛、症状別の解説
  2. オススメ医薬品

 

頭痛の種類 名前 特徴 一般用医薬品可否
一次性頭痛 緊張型頭痛 後頭部中心の鈍痛
一次性頭痛 片頭痛 頭の片方がズキズキ痛む(両方痛む場合もあり)
一次性頭痛 群発頭痛 目の中がドリルでえぐられたような痛み
二次性頭痛 くも膜下出血など 意識が悪くなったり、生涯感じたことのない頭痛 ×

 

頭痛は発症の頻度、部位や程度、持続時間など症状は様々です。

 大別すると、一次性頭痛と何らかの基礎疾患のある二次性頭痛に分けられます。

 

 一般用医薬品が使用できるものは、一次性頭痛の緊張型頭痛と片頭痛です。

 医療機関に受診が必要なものは群発頭痛や二次性頭痛です。

 

2-1 一次性頭痛 

・緊張型頭痛解説

症状は後頭部中心の鈍痛が主体で、片頭痛とは異なり発作として感じることはありません。

片頭痛と見分ける特徴としましては

①頭痛発作中に姿勢の変化や階段の上り下りで痛みの増強はない。

②光や音に敏感になることがない。

この2点が見分ける特徴です。

 

片頭痛解説

片頭痛は頭の片方がズキズキと脈打つように痛むのが特徴です。頭痛発作中は前かがみの姿勢や、階段の上り下りなどの日常的なことで頭痛が増強したりします。

また、多くの自覚症状では光や音に敏感になって、発作中は部屋を暗くしてテレビやインターネットなどを控えているケースが多いです。

頭痛発作は4~72時間程度続いて自然によくなります。

 

  2-2  二次性頭痛

群発頭痛解説

群発頭痛は一次性頭痛の中で一番痛い頭痛です。

平均1年ごとに起こり、一度起こるとしばらくの間(1ヵ月~2ヶ月)毎日続きます。

頭痛は1日に1、2回起こることが多く、特に就寝後1、2時間後の夜間の決まった時刻に起きます。約6割の頭痛が夜間に起こります。

痛みは強烈で「目の中をドリルでえぐられたような痛み」と言われるほどで、それが15分~3時間持続します。

 

・二次性頭痛解説

二次性頭痛は原因がはっきりしている頭痛のことです。

ですので、原因が治れば頭痛は、大幅に軽減またはなくなります。

二次性頭痛には生命にかかわるものがあり、くも膜下出血が代表的です。

ですので、病院での受診を勧めます。

一般的に

・突然に起こった頭痛

・生涯感じたことのない頭痛

・意識が悪くなったり言葉や運動麻痺などが同時に起こった頭痛

これらが特徴です。

 

オススメ一般用医薬品

 緊張型頭痛や片頭痛に対しては、小児、大人でも胃の弱い人、アレルギー体質の人にはアセトアミノフェンという成分が入った解熱鎮痛薬。

 それ以外の人にはアスピリンイブプロフェンが入ったものがオススメ。

 痛みが強いようであれば、ロキソプロフェンナトリウムイソプロピルアンチピリンの入ったものがオススメ。

 

主な商品・特徴をまとめると

 

成分 主な商品名 特徴・効能効果
アセトアミノフェン こどもリングルサット 作用発言時間が早い
小児用バファリンCⅡ 胃腸障害が少ない
タイレノール 小児・高齢者でも使いやすい
     
アスピリン バイエルアスピリン 作用発言時間が早い
バファリン  
     
イブプロフェン ①ナロンメディカル ①1日服用量イブプロフェン
 リングルアイビー錠α200 200㎎、1日2回まで
   
②イブA錠 ②アリルイソピロピルアセチル尿素
とカフェインを加えることにより、
鎮痛効果を増強している。
  セデスキュア
    ノーシンピュア
     
ロキソプロフェン
ナトリウム
エキセドリンLOX
ロキソニン
抗炎症、解熱、鎮痛効果を有する。
特に鎮痛効果が高い。
胃腸障害が少ない。
※第1類医薬品なので、薬剤師のいないお店では買えません。
     
イソプロピル
アンチピリン
サリドンA
セデス・ハイ
他の成分が効かない場合、
これがオススメ!

 

となっています。

自分にあったお薬選んで、そのつらい頭痛に対策しましょう!