登録販売者がオススメする一般用医薬品!

一般用医薬品(ドラッグストア等で買えるお薬)をご紹介するブログ

登録販売者がオススメする頭痛薬!(解熱鎮痛剤)

頭痛の相談に来られる方は多くいますが、解熱鎮痛剤の種類がたくさん有って何を選んだらいいかわからないというお客さんはけっこういます。

 そこで、今回は頭痛の症状別でこんなお薬がオススメ!というものをピックアップしちゃいます。

  1.  頭痛、症状別の解説
  2. オススメ医薬品

 

頭痛の種類 名前 特徴 一般用医薬品可否
一次性頭痛 緊張型頭痛 後頭部中心の鈍痛
一次性頭痛 片頭痛 頭の片方がズキズキ痛む(両方痛む場合もあり)
一次性頭痛 群発頭痛 目の中がドリルでえぐられたような痛み
二次性頭痛 くも膜下出血など 意識が悪くなったり、生涯感じたことのない頭痛 ×

 

頭痛は発症の頻度、部位や程度、持続時間など症状は様々です。

 大別すると、一次性頭痛と何らかの基礎疾患のある二次性頭痛に分けられます。

 

 一般用医薬品が使用できるものは、一次性頭痛の緊張型頭痛と片頭痛です。

 医療機関に受診が必要なものは群発頭痛や二次性頭痛です。

 

2-1 一次性頭痛 

・緊張型頭痛解説

症状は後頭部中心の鈍痛が主体で、片頭痛とは異なり発作として感じることはありません。

片頭痛と見分ける特徴としましては

①頭痛発作中に姿勢の変化や階段の上り下りで痛みの増強はない。

②光や音に敏感になることがない。

この2点が見分ける特徴です。

 

片頭痛解説

片頭痛は頭の片方がズキズキと脈打つように痛むのが特徴です。頭痛発作中は前かがみの姿勢や、階段の上り下りなどの日常的なことで頭痛が増強したりします。

また、多くの自覚症状では光や音に敏感になって、発作中は部屋を暗くしてテレビやインターネットなどを控えているケースが多いです。

頭痛発作は4~72時間程度続いて自然によくなります。

 

  2-2  二次性頭痛

群発頭痛解説

群発頭痛は一次性頭痛の中で一番痛い頭痛です。

平均1年ごとに起こり、一度起こるとしばらくの間(1ヵ月~2ヶ月)毎日続きます。

頭痛は1日に1、2回起こることが多く、特に就寝後1、2時間後の夜間の決まった時刻に起きます。約6割の頭痛が夜間に起こります。

痛みは強烈で「目の中をドリルでえぐられたような痛み」と言われるほどで、それが15分~3時間持続します。

 

・二次性頭痛解説

二次性頭痛は原因がはっきりしている頭痛のことです。

ですので、原因が治れば頭痛は、大幅に軽減またはなくなります。

二次性頭痛には生命にかかわるものがあり、くも膜下出血が代表的です。

ですので、病院での受診を勧めます。

一般的に

・突然に起こった頭痛

・生涯感じたことのない頭痛

・意識が悪くなったり言葉や運動麻痺などが同時に起こった頭痛

これらが特徴です。

 

オススメ一般用医薬品

 緊張型頭痛や片頭痛に対しては、小児、大人でも胃の弱い人、アレルギー体質の人にはアセトアミノフェンという成分が入った解熱鎮痛薬。

 それ以外の人にはアスピリンイブプロフェンが入ったものがオススメ。

 痛みが強いようであれば、ロキソプロフェンナトリウムイソプロピルアンチピリンの入ったものがオススメ。

 

主な商品・特徴をまとめると

 

成分 主な商品名 特徴・効能効果
アセトアミノフェン こどもリングルサット 作用発言時間が早い
小児用バファリンCⅡ 胃腸障害が少ない
タイレノール 小児・高齢者でも使いやすい
     
アスピリン バイエルアスピリン 作用発言時間が早い
バファリン  
     
イブプロフェン ①ナロンメディカル ①1日服用量イブプロフェン
 リングルアイビー錠α200 200㎎、1日2回まで
   
②イブA錠 ②アリルイソピロピルアセチル尿素
とカフェインを加えることにより、
鎮痛効果を増強している。
  セデスキュア
    ノーシンピュア
     
ロキソプロフェン
ナトリウム
エキセドリンLOX
ロキソニン
抗炎症、解熱、鎮痛効果を有する。
特に鎮痛効果が高い。
胃腸障害が少ない。
※第1類医薬品なので、薬剤師のいないお店では買えません。
     
イソプロピル
アンチピリン
サリドンA
セデス・ハイ
他の成分が効かない場合、
これがオススメ!

 

となっています。

自分にあったお薬選んで、そのつらい頭痛に対策しましょう!